ゲートキーパーネット

ゲートキーパーネット事務局です。
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第2回茶論「病気を抱える方、介護をしている方への関わり」

H29年度 第1回研修会&定期総会

5/6(土)今年度のゲートキーパーネット活動がスタートしました。29年度、第1回研修会は『地域ぐるみの自殺対策』講師:立瀬剛志先生まずは改めて、ゲートキーパーとは何かを説明されました。「ゲートキーパーとは自殺の危険を示すサインに気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守ることができる人」そして、悩んでいる人に寄り添い、関わりを通して孤立、孤独を防ぎ、支援することが重要であり、1人でも多くの方にゲートキーパーとしての意識を持ち、それぞれの立場で出来ることを進んで行動を起していくことが自殺対策につながります。(内閣府共生社会政策HP)また、ゲートキーパーネットワークは、県内広域のソーシャルキャピタル形成という橋渡し型で、色んな地域の方との交流があるため、情報収集の範囲は広く、多様性に富んでる。自殺研究の現在、自殺の心理、トータルメンタルヘルス介入としてのコミュニティモデルのお話がありました。その中で、地域の課題として、厚労省の自殺対策に関する意識調査を元に、このような話がありました。日本中で自殺対策は大切だと思う人は8割いるが、自分に関係ない、分からないと思う人が3割いて、重大な問題であるにも関わらず、多くの社会では、この問題を議論することすらタブー視している。では、どうやって自殺を減らすことができるのか?多くの要因が重なることで自殺へと向かってしまうのをどうやって止めるのか?ピンポイントに危機が迫っている人に働きかけをすることは、なかなかありません。ですから、人口アプローチ(ポピュレーション)を行い、富山県全体の心を元気にしていく活動が不可欠。そうした話から、改めてゲートキーパーを地域の皆さんに知ってもらう活動は大切だと感じました。自分から発信していく言葉ひとつひとつが、波及し、その輪が広がっていくことで、みんなの心を元気にし自殺率を下げていく。自分にできるほんの少しのことに気づき、できる範囲でできることを行うこと。自殺対策をいう言葉の重みを払拭し、明るい兆しが見えるお話でした。これなら自分にも出来るかも?と思ってもらえたかな?自殺にまつわる実態として一生の内に4分の一の人は死にたいと思ったことがあるとの話がありました。また、悩みを相談をすることへのためらいが女性よりも男性の方がためらうことも分かりました。悩みを聞いてもらえる人がいるにも関わらず…自分からは言えないけど、相手に気づいて欲しいと思っているということなんですよね。また市町村別の自殺率(H21〜27)やその傾向について詳しく説明されました。県内でも、こんなにも違うのかと、とても驚きました。その後に他団体の取り組みの紹介があり、地域の実態に応じた自殺対策に向けてワークを行いました。今後の取り組みの参考にもなり、とても勉強になりました。立瀬先生ありがとうございました。

第5回 研修会「自殺予防のヒントー関係性を結びなおす内観ー」

2月4日(土)13:30~16:30北陸内観研修所の所長の長島先生に講座をして頂きました。参加者は21名。長島先生は、富山市のゲートキーパー講師をしています。看護学校でも講師を務めておられるそうです。自己紹介のあとは、早速本題に。ゲートキーパーの定番のキーワードは「自殺」人は1つ欠けただけでは、自殺までには至らない。全てを失ったと感じたときに自殺したいと思うのでは。それは、すなわち自分自身の存在価値がなくなったと感じる時なのでは。また自殺の方法で一番多いのは、首吊りだそうです。ひょえー!!想像するだけで怖いです。。。長島先生は、自殺したいと思う方のサポートされている方の話を実際に聞きたいと思ったそうで、福井の東尋坊に視察に行かれたそうです。そこには、「しげさん」という方が、ボランティアとして他3名と、毎日見守り活動をされているそうです。東尋坊・・・ご存知の方も多いと思いますが、自殺の名所です。お土産やさんなど、周りにお店も沢山あり、観光名所なんですが・・・しげさん達は、毎日、見守り活動をされているので、自殺志願者は、すぐに分かるそうです。崖から下をじっと見たまま動かないとか、やはり行動には特徴があるそうです。そういった方にそっと近寄り「今日は天気がいいですね~」とか「どこから来られました?」など、他愛もない話から相手の話を聞いていくそうです。それが、1時間・・・2時間・・・と話されるそうです。それから「お腹すきませんか?一緒にご飯でも食べません?」と、おろしもちのお店に案内するそうです。そこで長島先生、しげさんに聞いたそうです。なぜ、おろしもち?なんですか?と。すると、しげさん「おもちって、正月とか、何かお祝いの時に食べるもんでしょ。おもちを食べると幸せな過去を思い出すんだよ。」と。精神的に参っているときには、正常は思考能力はなくなっているそうです。そこで、あったかいおもちを食べることで、思い直すきっかけを。という配慮があり、嫌味なく、相手を思いやる気持ちが伝わってくる話でした。そこで、また2つ目のキーワードが出てきます。「気づき」です。どうして、困っている相手に気づけるのか?いつも同じ場所で見守っているから。だから変化に気づける。自殺の原因はストレスからきます。ストレスだけではなく、いろんな要因が重なった時に、死にたいと思うようになります。そこには、自分を見て欲しい。こんな状態の自分に気づいて欲しい。という気持ちの現れではないでしょうか。「気づき」ほんの少しの気づきにあなたは気づけてるでしょうか?目に見える数字ばかり価値をおく世の中。現代に「絆」を感じれる時はあるのでしょうか?それは、自分が辛いとき、苦しいときに優しくされたり、気にかけてもらったときに感じれるのではないでしょうか?温かい絆を感じることは、他者から自分を見てくれていると感じること。生きることの存在感。価値観。そこには、自分のことを知ることも大事になってきます。客観的に自分をみること。次に内観の話に。先生は内観研修所で、精神的に落ち込んでいる方のフォローをされています。なかには、ひきこもりの方も。その方に、聞かれたそうです。「つながりや絆が大切っていうけど、どういうこと?」分からなくなっている状態なんですよね。人と人とのコミュニケーション、自他の存在を認めること、価値観を結ぶこと。どんな大きな企業に勤め、お金があって他人から幸せに見えても、忙しく、人との関係性が悪く、気持ちにゆとりがなければ、人は除々に自分に価値がないと思うようになったりする。上手に人と付き合うには、自分、相手を第3者の目でみること。日常は自分本位になり、ストレスを感じやすいことから、自分に素直になり生かされていること。相手にも素直になること。そのバランスが大切だと。先生の関わった方の事例を元に以上のことを話されました。もっといい話もあったのですが書ききれません。。。すみません。また、プチ内観も2人1組になって行いました。自分の過去について、どう考え感じていたかが分かるものでした。先生自身の体験もお話くださり、本当に辛いことがあっても、人ってたくましく生きれるんだということ。それも人との深い繋がりがあってこそであって、だからこそ自分は生かされているということに気づくこと。他者にも自分にも気づくこと。それは、ほんのささいな優しさでした。長島先生、本当にいいお話をありがとうございました。