第3回研修会の報告
令和6年9月28日(土)13:30ー16:00 サンフォルテ304号室
「生きずらさとともに」 講 師 (一般社団法人)ponnte とやま 理事 加藤 恵理子 氏
ponnteとやまとして、水野カオル氏と二人で立ち上げた。二人とも障害を持っている姉妹がいる共通点があった。
どちらも大学卒業後、学校の教諭などを経てから後に知合い「みやの森カフェ」を立ち上げた。
カフェに寄せられる相談として「発達障害・不登校・就職困難・・・」等、一つの相談だけではなく複雑に絡み合っている場合が多い。
働きたい見つからない見つからないなどの相談があり、老人ホームなどは働き手を探している。カフェに来る人達のまとめ役(ボスが必要)として丁度加藤氏の夫が定年退職した時で、手伝ってもらう事にした。
今まで色々な場面で人の手を借りたいときに、必要な人がうまい具合に知合いになれてここまで来られたと話してくれました。これは巡り合わせで、皆さんに良い状態でお逢い出来ているのでありがたいと話す。
また、人と場所さえあれば新しい展開があると考える。
若者たちには・住むところ 子供達には・広い活動場所が欲しいと、理事長と「降ってきますようにと」祈ったらなんと!隣の古民家が空家となり担当の方に連絡したら、速決断してくれて「富山型シェアハウスliberoみやの森」が出来たと話された。
「カフェの利用者さんの話もお聴きしました」
塚田さん 高岡市在住 男性
大学を退学し半ひきこもり状態でした、人と関わりたいが自宅から出ることが出来ず加藤氏から「LIm-net」の管理を任されて打合せしデモ機を5台貸与して貰い、発達障害の2名と高校生1名で利用を始める事が出来た。
自宅では母親とも次第に話をしなくなり、食事も別々に摂るようになり居づらくなった。
一人で生活しようと市役所に自分で相談に行き、市営住宅を契約し荷物を片付け引っ越しをしようとするが自分のこだわりが有り、中々物の整理がつかず引っ越しも時間がかかった。
もうどうしようもなくいなくなれば良いと考え、丸7日間飲まず食わずでいたが何も変わりなく今年4月に加藤氏に連絡してから話が進んでいった。
その後再び働く事が出来、カフェの会計担当となり筋トレ等にも参加しています。
講演終了後交流会
講演の内容を聞いての感想
・生きずらさを本当に理解していなかった、塚田氏の話しを聴き良く理解できた。
・苦しい・死にたくなるが一歩踏み出せないその辛さ、踏み出さない怖さを知れた。
・参加者の父と弟が自死したので参加した、子供に「家の中が安全でない」と言われた。
夫婦で話合いの場で大きな声で話すのが子供には喧嘩として受け止められ、今後気をつけるようにしたい。
孤立・孤独の考え方、受け止め方
・ちまたで言う孤独死でも、本人はその様には思っていないのでは?
・ある方は先日東京に行ってきたが、富山と東京では考えるレベルが違うと言われた。
・相談されたら自分の出来る範囲でして、あまりグイグイ入ってこられるのとは違うと思う。
◯ 皆様真剣に、自分事として捉え考えて頂きました。
自分たちが出来る範囲で、活動をしていけたらと考えます。
御参加いただきました皆様、本当に有難うございました。